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我が家の羊

 


羊(綿羊)が来てから20年にもなろうかと思います、イギリスでよく見られるように温室の外の雑草を食わせて楽をしようと最初は頭と足の黒いサフォーク種の子羊をオスメス1頭ずつ入れてみましたが、いかんせん何も知らずに古米を食わせ過ぎて食帯(消化不良)起こして何も判らないうちに死なせてしまいました、とても可愛かったのに残念なことをしました。でも雑草処理の省力には最適との思いはしましたので、次の年にまたサフォークオスメス1頭ずつ入れて雑草食わせて飼っていました。しかしサフォーク種は羊毛が伸びて刈るのがとても大変なのです。50kg位の体重の羊を抱えて毛を洋バサミで刈っていましたが羊も大変刈る方も大変、刈らなけりゃ暑い夏にはまったく見苦しくて羊飼いも大変なものと思っておりました。
そしたら、いつだったか忘れましたが東京大学がアメリカのユタ大学からセントクロイ種の受精卵を入れて増殖していると聞き早速2匹のセントクロイ種の羊メス2頭分けて貰ってきました。セントクロイ種はカリブ海のバージン諸島のセントクロイ島産のヘアーシープで色は白一色で夏毛と冬毛と自然に抜け替わる原種に戻ったような羊です。特性は強光線の暑さに強く、なんとなく寄生虫やら病気に強く、強情でないので飼い易い、しかし体幅が狭くサフォークに比べると明らかに産肉性におとるのが欠点とすぐ気づきました。
そこで、サフォークのオスを使い体型はサフォーク、性質はセントクロイの手間がかからず飼い易い我が家だけの羊を作ってやろうと10年くらい交配選抜を重ねています。なかなか球根ベゴニアの交配と一緒で思ったようには完成にいたっていませんが毛刈りの労苦からは開放されていますし、サフォーク種と比べてとても事故率が低いので育種方針としては間違っていないと確信しています。
この頃ではほとんどが黒い斑点が目立たなくなって白くなってきましたがサフォークの丸々とした子供と比べると少々見劣りするのも事実ですからもう少し年月をかけて見ようと思うこの頃です。

しかし、こんな羊達が球根ベゴニアの肥料を作ってくれることになるとは考えても見ませんでした。

 

 

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